一流讀書人導讀 2019/03/04

《行過地獄之路》導讀/日文系副教授內田康

書名:《行過地獄之路》;作者:理查.費納根;出版社:時報文化;ISBN:978-957-13-6880-1。(攝影/陳維信)

本書是2014年度曼布克獎得獎小說,理查.費納根《行過地獄之路》The Narrow Road to the Deep North (Knopf Australia, 2013)的中文版。在中文版出版之前,德文版、法文版以及後來刊行的韓文版和日文版等,都呈現本作在英語圈以外的國家擁有高度評價。翻譯後的中文版標題乍看可能會覺得難以理解,其實原標題是湯淺信之所譯松尾芭蕉《奧之細道》英文版的著名標題而來。1961年理查.費納根在澳洲的塔斯馬尼亞州出生,2002年度以《顧爾德的釣魚書》獲得大英國協作家獎,而作為該書作者的費納根,他的寫作實力很快地名揚海外。費納根在《奧之細道》中選擇「泰緬鐵路」的建設作為背景,其為「大日本帝國」在殖民時期所留下惡名昭彰的行徑之一。包含作者的父親在內,多數的連合軍戰俘與亞洲人勞工被迫接受嚴苛的勞動體驗。而這個延綿至北方的鐵路工程,與松尾芭蕉作品的意象相互結合,從這點可以感受到費納根的深思熟慮。

提到「泰緬鐵路」,以前有《桂河大橋》(1957年),在近年則是有《心靈勇者》(2013年)作為電影的背景,但筆者認為費納根在本作中所探究的是,比起戰爭自己本身,不如說是包括戰爭在內,全都是在這世道中生與死的人生百態。本作在全部5章的標題以及部分幾個場面,引用了芭蕉與小林一茶等所吟詠的發句(haiku)作為引子。另一方面,本作主角是來自塔斯馬尼亞州的軍醫杜里戈‧艾文斯,他偶爾會哼出莎士比亞與丁尼生等等為了彰顯「大英帝國」光輝的作品,然而如同對比一般,日本人將校也藉由提及芭蕉與一茶的作品來展現自己國家的智慧而感到驕傲的象徵,不僅只於此,這些發句還巧妙地象徵了屬於兩方「帝國」的登場人物們在壯烈的戰役之中,以及戰後仍需前進的人生道路。受人愛戴的年輕中士小黑賈狄納與他悽慘的死亡。虐待小黑的朝鮮人監視員崔相敏曾被虐待的少年時代,以及戰爭結束後降下的死刑判決。最後,杜里戈與小黑之間令人意外的關係逐漸明朗…「活在世間 如行走地獄屋脊 凝視花朵」(一茶)。

如此這般細膩周全編織而成的本作,特別是由何穎怡翻譯的中文版,針對出典文獻恰到好處地加上注釋,對於讀者來說實在是一大福利。可說是全體現代人必讀的一部好作品。(翻譯/日文碩三黃于瑄)

リチャード・フラナガン『奥のほそ道』

文/内田康

本書は、2014年度のマン・ブッカー賞受賞作品であるリチャード・フラナガンThe Narrow Road to the Deep North (Knopf Australia, 2013) の翻訳版である。中国語版に先立ってドイツ語版やフランス語版が、またその後も韓国語版や日本語版が刊行されるなど、英語圏以外でも本作の評価は高い。翻訳では一見わかりにくいかもしれないが、この書の原題は、実は湯浅信之による松尾芭蕉『おくのほそ道』の、著名な英訳タイトルから取られている。

1961年にオーストラリアのタスマニア州で生を受け、2002年度に英連邦作家賞を受賞した『グールド魚類画帖:十二の魚をめぐる小説』等で、その作家としての実力が遍く知れ渡っていたフラナガンが、本作で背景に選んだのは、「大日本帝国」の所業の一つとして知られる「泰緬鉄道」の建設であった。作家自身の父を含め、数多くの連合軍捕虜やアジア人労働者が過酷な体験を味わわされた、この北へ延びる鉄道工事に、芭蕉のイメージが結びつけられている点には、フラナガンの深い思慮が感じ取れる。

「泰緬鉄道」といえば、古くは『戦場にかける橋』(1957年)、また近年でも『レイルウェイ 運命の旅路』(2013年)といった映画で取り上げられてきたものの、フラナガンがこの作品で追究したのは、戦争そのものというより、寧ろそれも全てひっくるめての、人の世における生と死の諸相だったと考えられる。そしてそこで際立つのが、作中全5部の各表題と幾つかの場面とで引用される、芭蕉や小林一茶らの詠んだ発句(haiku)である。これらは一方で、全篇の主人公であるタスマニア出身の軍医ドリゴ・エヴァンスが折に触れて口遊む、シェイクスピアやテニスンといった、「大英帝国」の光輝を示すような作品の節々と対比されるかの如く、日本人将校たちによって自国の叡智の象徴として引き合いに出されたりもするが、それに止まらず、二つの「帝国」の末端に属する登場人物たちの辿った壮絶な戦中と、さらに続く戦後の人生行路とを、巧みに表象してもいるのだ。愛すべき若き軍曹ダ―キー・ガーディナーと、彼の凄惨な死。そのダ―キーを虐待した朝鮮人監視員チェ・サンミンの、虐げられた少年時代と、戦後に下される死刑判決。そして、やがて明らかになる、ドリゴとダ―キーの間の意外な関係…。「世の中は 地獄の上の 花見かな」(一茶)。

このように周到に織り上げられた本作だが、とりわけ今回の何穎怡による中国語版では、典拠の数々に行き届いた註釈が施されており、読者にはありがたい。まさに、全ての現代人必読の書と言えよう。(なお、本書の日本語版に対して、更に詳細な書評を『跨境』第7号(2018年12月)に掲載予定であるので、関心がおありの向きは御参照ありたい。)

NO.1082 | 更新時間: 2019/03/04 | 點閱: 640 | 下載:

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